最低温度16℃ を保てるハウスの中の場合 |
ほとんどの作物が 年間を通して 栽培できます。 トマト、メロン、キュウリ、ネギ、チンゲンサイ、花類等々 |
最低温度10℃ を保てるハウスの中の場合 |
年間を通して栽培できる作物 トマト、ネギ、チンゲンサイ、花類、等々 春から夏にかけて栽培可能な作物 メロン、キュウリ、スイカ等のウリ科の作物 |
気温調整ができない場所の場合 |
露地栽培でできる時期より、通常は1~2ヶ月永く栽培可能です。 春から夏にかけて栽培可能な作物 トマト、メロン、キュウリ、スイカ等々 最低気温が10℃を切るようになり、トマトなどが枯れてきたら、 ネギ、ミツバ、チンゲンサイ等、寒さに強い作物を栽培してください。 |
夏の場合 | ■充分な気温がありますから、直射日光がたっぷり当たる屋外での栽培がお奨め。 ■夏場の室内での栽培はあまりお奨めしません。 太陽高度が高いため、室内にはほとんどお日さまの直射光が入りません。 そのため、窓際に置いても、葉に直接日光は思った以上に当たりません。 夏場に室内で栽培される場合は、採光(特に朝から昼に掛けて)に留意要です。 |
冬の場合 | ■屋外の栽培には、春菊や水菜など、寒さに強い葉野菜の栽培が適しています。 トマトやキュウリなどの夏野菜は、屋外で太陽がいくら当たっても、寒さが大きなマイナス要因となり、 育つことができません。トマトの場合、最低温度が5℃を切ると生育が止まり、0℃で枯れてしまいます。 また、氷点下になる所では、液が凍結するため栽培はできません。 (303型はヒーター付ですので氷点下になる場所でも栽培可) ■太陽高度が低く直射日光が部屋の内部まで届くため、暖かい室内の方が植物が良く育ちます。 必ず植物の葉に直射日光が当たるよう留意してください。 室内での栽培は、見た目以上に光量が少ないため、大玉トマトの栽培は難しい面があります。 ミニトマトの栽培をお奨めします。 |
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室内栽培での 夏場から秋にかけての日光の状況写真 | |||
ある年の9月9日/太陽の高度が高いため、窓際に設置しても、苗の葉っぱまで日光が届いていません。 | 10月15日の状況/太陽高度が低くなったので、日光が全体に当たっています。 | 11月7日の状況/室内のかなり奥まで、日光が届くようになりました。 |
■ 雑学 |
ここではハイポニカ栽培の経験の中で語られる伝説や現象、個人的に面白そうだなと感じた話などを「雑学」として紹介してみようかと思います。随時書き足していきます。 |
トマトは待っててくれた? |
この話は、私がハイポニカに強く惹かれるきっかけとなった話で、「ハイポニカの不思議」(野澤重雄著/PHP文庫)の本文の中にちょっと触れられていて、同書の解説で龍村仁監督が逸話として紹介されているものです。 未来に対して様々なメッセージを持つ人達を紹介していくドキュメンタリー映画「地球交響曲」シリーズ。龍村監督が、その「第1番」の縦糸のストーリーとして、ハイポニカ農法による種植えからの栽培記録を映像化しました。したがってそのハイライトとなるシーンは真っ赤なトマトの実がたわわに実っている所ということになります。 ところがいざその時期になってみると、他の撮影の都合もあってなかなかトマトの巨木の撮影に行けません。野澤先生から限界と言われた日までには行けない事がはっきりして、やむなく龍村監督は自分が行ける日までなんとか持ってほしいと祈り続けました。 そして限界といわれた日から10日を過ぎて、ようやく撮影に行くことができました。トマトの実は落果せず持ちこたえていてくれました。しかもそのことによってトマトは完熟し、見事な赤い色を出していました。お陰で撮影は無事終了したわけです。 そして撮影が終了したその晩のこと、完熟のトマトの実がポトポトっと落ち始めました。残っていた500個ほどの実が次々と落果し、とうとうその一晩のうちに全ての実が落ちてしまったのです。 さてさて、この話をどうとらえるか、人によって違いが有ると思います。偶然と判断する人もいるでしょうし、トマトは待っていてくれたんだと思う人もいることと思います。 私はこの「実話」に心を揺り動かされた一人です。その感動を伝えたいと「ありがとう、トマト君」という紙芝居を作って、地球交響曲第1番の上映会に併せて上演したりしています。 |
トマトの根っこは深呼吸の大切さを教えてくれる? | |
ハイポニカ農法で、なぜ植物があれほどの生命力を発揮するのかについて、トマトの巨木が発現し、また何度も再現されているにも関わらず、まだ科学的な解明はされていません。 ただその要因の一つとしてわかってきたことに、植物の根にいかに満遍なく酸素を与えるかということがあるそうです。 左の写真のように、栽培槽の中には絨毯のように根が繁茂していきます。ただ根といっても、この写真で見えるのは直根や枝根と呼ばれるもので、これらは水分とか栄養分の輸送管であって、重要なのはその先に生える毛細根。この毛細根にいかに満遍なく酸素を与えるかということが、植物があれほどの生命力を発現させる要因である、ということはわかってきたとのこと。 となると、これは人間の深呼吸にも繋がってきます。 私は別途「正心調息法」という健康腹式呼吸法の講師もしていますが、肺を有効活用して全身に酸素を行き渡らせようというのが主眼です。人間の身体には60兆個の細胞があるといわれていますが、それら細胞の新陳代謝というのは燃焼行為ですから、個々の細胞に満遍なく酸素が必要となってくるわけです。 トマトの巨木は、生物の身体に以下に酸素が重要かということを教えてくれているのかも知れません。 |